vol.166 世界一聖なる仕事
スーザンさんからのお便りの続き
・真っ当な男女のお付き合い
・少年時代のヤリマンの女の子
はい、こんばんは。
ずっとですね、スーザンさんのメールの質問に対してですね、お答えしてますけども。
まだスーザンさんのはね、半分行ってないです。ちょっと先進めますね。
『したがって、そのような軽やかな存在を、夢物語ではなくリアルに描き出すということは驚異的な聖業であると思われますし、逆に言えばそれだけ難しいお仕事になるのではないかと考えました。』
軽やかな存在っていうのは、その性エネルギーを軽やかに、軽くいなして昇華させていくというふうな。でもそんなことはできないよと。やめなさいと。もういくらでもセックスしなさいと。浪費しても構わないよということ言いました。
ただし、その人間関係、女性と男性として、相手をちゃんとして、人間として認めて、真っ当なお付き合いをして、セックスをするようにと。
アブノーマルなセックスもしてもいいんだけど、あまり重いアブノーマルはやめた方がいい。そのライトアブノーマル、ちょっと刺激を得るためにね、そういうのはやってもいいし、古川も結構やってたからね、それはね。本当にライトだよ、言っとくけど。怒ってます、今。ほんとにライトのやつ。それはね、あの味付けだよね、やっぱね。それわかんないと逆に面白くないしね。
でね、セックスの話はしたいんだけどね。なんていうかな、セックスの話しようかな。
これはね、別の時やるかもしれません。
『「娼婦が最も聖なる仕事になり得る理由」あるいは「最も聖なる娼婦を描くのが難しい理由」について以上のように考察させて頂きましたが、目風様のご見解を伺うことは出来ますでしょうか?』
あのね、この地上で娼婦が最も聖なる職業だと言った本当の理由はですね、やっぱ愛なんですよ。うん。
娼婦というのは、誰とでもセックスするわけじゃないですか。それをどう見るかですよ、まず。
一般の女性とか、男性にしても、あいつは誰とでもやるやつだ。ヤリマンだっていう言葉ありますよね。で、軽蔑するわけじゃないですか。 でも、男はやりたいわけでしょ。
古川ね、小さい時に、ヤリマンの女の子っていたんですよ。
最初分かんなくて、中学生頃だったかな、ヤリマンの。
その女の子はね、知り合いだったんですよ。小学生の頃から。で、ヤリマンだって知ったのは中学生になった時で、 なんかね、高校の方からも来るんですよね、男がね。図書室とかでやるわけですよ。もちろん隠れてやって、それ、噂で流れてくるわけですよ。あの子はそうなん思ったんだけども。で、みんな軽蔑するわけだけども、その古川は、ある意味尊敬してたよね、その子を。
その子は好きでやってるんだけども、古川もやりたかったんだけども、やっぱ怖くてできなかったわけですよ。まだ全然そういう目覚めてませんから、オナニーはしてたけどね。 でも、セックスってのは知らなかったから、全然。うん。実際にね、やったことなかったから。で、古川は尊敬してましたよね、そういう子を。
もちろん馬鹿な子なんですよ。本当に軽蔑されて、でも、軽蔑されても、やりたいって言われたらやるわけですよね。娼婦ってのはやりたくないけど、やんなきゃいけないっていう部分は結構あるじゃないですか。お金のためってあって、食えなくて、でも楽だからやるってのが基本じゃないですか。他に仕事がないって。でも、ないことはないよね。あるよね、やろうと思えば。今はね。昔はないこともあったけども。
あの、楽っていうだけじゃなくて。まぁ楽でもないよね、娼婦も。しんどい目に遭うしね。性病もあるし、やっぱそれしか生きる道がないってのもあるし。
で、そん中で何が聖なる仕事なのかつったら、全員がそうなわけじゃないんですよ。
中には世界一聖なる仕事としている人がいるっていう話なんですよ、娼婦で。
で、娼婦でなければ、その世界一聖なる仕事になり得ないんですよ。
なぜかということですね。それを次回お話しします。